息子は人生初めてのインフルエンザに罹りました。
割合的に10歳前後の男児に多く見られるという、インフルエンザによる異常行動。8歳の息子にも一瞬だけあらわれました。
「そんなのあるんや、見守りと事故予防大事やね」
という感じで読んでいってください。
異常行動
39度を超える熱が2日間続きました。
発熱から30時間経過した、夜10時ごろ。
私は、夜寝ている息子の横にいました。(9割方自分も一緒に寝てまうのにこの時は珍しく起きていた)
ベッドで寝ていた息子は、上半身をガバッと起こし、見えない何かに怯え出しました。天井付近を見ながら、かなり怖がっています。初めて見るレベルの息子の怯えた表情。これがたまにニュースなどで聞く「インフルエンザによる異常行動」か!?と隣で驚くわたし。
「ゔわゔわ〜!」と叫んでいるかと思えば、次は掛け布団をじっと見つめます。掛け布団のシーツを左手でギュッと握り、まるで虫を捕まえたかのようなそぶりを見せます。シーツを握ったまま、「大きい!見て!おっきい!電気つけて!」と興奮している息子。(息子は虫が苦手なので別の何かを捕まえていたのかもしれません)
部屋の明かりをつけて肩を撫でてやると、落ち着きました。
急に怯え出してから落ち着くまで、おそらく1分もなかったです。
え、今誰かに体、乗っ取られてた?って思うほど
一瞬の出来事でした。
異常行動による事故の予防について
今回息子には、部屋を飛びだすような様子は見られませんでしたが
異常行動の一つとしてベランダや窓からの転落事故が実際に起きています。
以下は、厚生労働省が記載している情報の引用です。
Q.15 異常行動による転落等の事故を予防するため、どのようなことに注意が必要でしょうか?
インフルエンザにかかった際は、抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無や種類にかかわらず、異常行動が報告されています。
インフルエンザにかかり、自宅で療養する場合は、抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無や種類によらず、少なくとも発熱から2日間は、保護者等は転落等の事故に対する防止対策を講じて下さい。
なお、転落等の事故に至るおそれのある重度の異常行動については、就学以降の小児・未成年者の男性で報告が多いこと、発熱から2日間以内に発現することが多いことが知られています。
<転落等の事故に対する防止対策の例>
・ 玄関や全ての部屋の窓の施錠を確実に行う(内鍵、補助錠がある場合はその活用を含む)
・ ベランダに面していない部屋で寝かせる
・ 窓に格子のある部屋で寝かせる(窓に格子がある部屋がある場合)
・ できる限り1階で寝かせる(一戸建てにお住まいの場合)
<異常行動の例>
・ 突然立ち上がって部屋から出ようとする
・ 興奮して窓を開けてベランダに出て、飛び降りようとする
・ 自宅から出て外を歩いていて、話しかけても反応しない
・ 人に襲われる感覚を覚え、外に飛び出す
・ 変なことを言い出し、泣きながら部屋の中を動き回る
見守りと事故予防の大切さ
息子の体調も復活して、今日は学校にも行けました。
インフルエンザが疑われる場合、こどもから目を離さず
しっかり見守ろうと思った出来事でした。