台所の掃除、必死のパッチで挑む月曜午前9時。
ふと、自分の手元を見た。
「…なんかボロボロやな…」
強力洗剤のパワーで、換気扇フィルターの油汚れがシュワシュワと溶けてゆく。
その様子をじっと見ながら思った。
「…ジェルネイルやってみようかな」。
道具を揃える
“ジェルネイルに何が必要なのか”
全人類の味方、YouTubeで調べます。
ジェルネイルについては、十数年前自身の結婚式のために
プロの施術を一度受けたことがありますので
「液体を爪に塗って、光を当てて固める」という知識くらいはあります。
今回のために新しく買ったアイテムは、
◉ UV LED ネイルライト(3COINS)330円
◉ ピールオフファイル(ダイソー)110円
◉ジェルネイルベースコート(ダイソー)110円
◉ジェルネイルカラー(ダイソー)110円
◉ジェルネイルトップコート(ダイソー)110円
合計770円です。
甘皮をグイグイする棒とニッパーは昔買ったものがありますのでこれを使います。アルコールは、いつもダイニングテーブルを拭いているやつを使い回せばいいでしょう。ガーゼは、アベノマスクの縫い目を解いてバラしたものです。
いざ実践
まずは手をお湯につけて皮膚をふやかします。
甘皮処理をし、100番のやすりで爪の表面を傷つけます。
アルコールをガーゼにつけて、爪とその周りを念入りに拭きます。
油分がついていると、ジェルネイルがくっつかないそうです。
ダイソーで買ったネイルの硬化時間は、LEDライトで1分、UVライトなら2分かかります。
スリーコインズのやつ、「UV LED ネイルライト」って商品名やけど、どっちやろか。1分か?2分か?
わからんので適当に1分30秒くらいにしとく。
ちなみにこのライトは、電源ボタンを短押しで60秒後、長押しで120秒後に自動消灯します。300円で買える商品に、そんなすごい機能を搭載できるのですね。
ベース→硬化→カラー1度塗り→硬化を終えました。
遠目にもバッチリわかる塗りムラ。カラーを2度塗りしてみます。
最後にゃトップコートをたっぷり盛ってツヤツヤに仕上げるから、どうとでもなるやろ!と思ったのですが…
なんと、艶消しのトップコートを購入していたもよう…オーノー。よくみたら「マット」って買いてあるわ…。クッキーの上に施されたアイシングのような質感です。これはこれでいいんやけど、、、思ってたんと違う。
ツヤツヤぷっくりを夢見ていた私は、翌日もダイソーへ走ります。
ツヤツヤバージョンのトップコートと、なんかあった方がいいらしいネイルオイルを購入。「うんうん、“おウチで可愛くなろう!”」。
ネイルの剥がし液が売っていなかったので、マット加工されてしまった左親指は放置して、次の爪に行きます。
人差し指から小指まで塗ってみた。
人差し指はいいとして、他の3本はだいぶ怪しい。爪の際がもう波打っている。
そして当日の夜にはこの状態。
めっちゃベロンってめくれた。硬化の時間が短すぎたのと(せっかち)、爪の際がうまく塗れていなかったのが敗因のようです。
失敗したネイルを落とす
「ジェルオフパック」を、ワッツ系列の百均で購入してまいりました。
封を切って袋の中に指を入れテープで固定すれば、10〜20分でネイルを落とせるという便利グッズのようです。10枚ではなく12枚入りなのが、初心者にも嬉しい仕様ですね。
落としたいジェルネイルの表面にやすりで傷をつけ、アセトンを染み込みやすくします。爪の周りにネイルオイルを塗ります。アセトンは皮膚の油分を奪ってしまうため、ネイルオイルで保護しておくと良いそうです。
ジェルオフパックを装着し、10分待ちます。
ポロポロと剥がれました。随分と爪がやられているように見えますが、わたしの爪はなかなかに分厚いので問題ありません。
さぁさぁ塗り直し、どうなる!?念には念を、硬化に2分、たっぷり待ちます。
素人ネイルゆえの粗さは目立つものの、とりあえず完成です。
小指に関しては表面に謎の粒々が付着しており、ガルボ(つぶ練り苺)を彷彿とさせますね。ガルボ食べたい。
揃えた道具でたくさん練習して、ピカピカの爪を楽しみたいと思います!