フエとドンホイへ3泊4日の旅をしました。
今回のテーマは、「鉄道・王朝・洞窟を楽しむ旅」です。
ベトナム統一鉄道
ダナン駅からベトナム鉄道に乗ってフエまで行きます。フエは、ダナンから約90km北に位置する古都です。
ホームだって走行しちゃうベトナムのバイク。
ディーゼル機関車のベトナム鉄道は、北の首都ハノイから南のホーチミン(サイゴン)まで、南北総延長1726kmを走ります。
おしゃれな壁紙とリクライニングできる座席のある車両でした。料金ランクによって、横になれるベッド席だったり、固い木製のベンチ席だったりと様々です。3時間半近く列車に揺られ、フエに到着です。
フエ観光
フエ駅。
Grabタクシーでホテル方面へ向かいます。
レストランNOOK
ホテルのすぐ近くのレストランで昼食をとりました。
甘いご飯の上にチキンがのっています。
ハンバーガーもスムージーも全部美味しかったです。
ご飯を食べた後、街をぶらり。
観光オープントップバス
フエの街をぐるりと一周してくれる、2階建バスに乗りました。
観光案内のアナウンスは日本語にも対応!
夕方は特にバイクの台数がすごいです。車線なんてあんま関係ない。逆走もよく見るし、歩道も走ります。停車中も走行中もめちゃくちゃ車両同士の距離が近くてヒヤッとすることもしばしば。なかなかおもしろいです。
45分くらいで街を一周して、駐車場に帰ってきました。
ブンボーフエ
ホテルで休み、次の日は朝6時から活動開始。友達に教えてもらった、フエ名物のブンボーフエを食べます。
野菜がたっぷり添えられています。
グエン朝王宮
小さな陶器がたくさん並んだモザイクアート。鮮やかです。
豪華な宮殿建築は、立派で色合いも美しいです。
1802年から1945年まで13代続いたグエン朝の王宮跡をたっぷり見てまわりました。
またベトナム鉄道に乗り、ドンホイへ出発です。
ドンホイ
ドンホイは、外国人観光客に人気の“洞窟探検”の拠点となる町です。
1時間20分遅れの出発でしたが、無事にドンホイの駅に到着しました。
フエ駅での列車遅れのアナウンスが全然聞き取れずに困っていたら、近くにいた若いベトナム人女性が日本語で話しかけてくれました。「1時間遅れるみたいですよ。暑いからどこか(お茶でもしに)行った方がいいかもしれません」と。ありがたすぎる!「なんでそんな日本語上手なんですか」と尋ねたら、「東京へ留学しています、今は夏休みでベトナムに帰っています」と答えてくれました。
パラダイスケイブ
翌朝は、8時にホテルを出発!この日は、パラダイスケイブとホンニャケイブを巡るツアーに参加します。13人乗りのワゴン車がホテルまで迎えに来てくれました。
入洞チケットを購入したら有人カートに乗こみます。1.6kmカートで走ったあとは、急な上り坂を徒歩で上がります(600mほどだそう)。整備された道でしたが、めちゃくちゃしんどかったです。
ぜーぜーしながら、パラダイスケイブの入り口に到着。
洞窟の中はかなり涼しく、冷気が入り口からふわりと漏れてきます。
パラダイスケイブは、2005年にイギリスのチームによって発見された洞窟です。アジア最長の規模で、洞窟は31kmもあるそうです。入り口から1kmが観光用歩道になっていて、とても歩きやすい!中は美しくライトアップされていました。
中では自由行動だったので、ツアーガイドのお兄ちゃんを追い越してサクサクと見て回ったら、後から「家族写真撮ってあげたかったのに、君たち歩くの早いよ」と言っていました。
洞窟から出たとこの売店で買ったアイス。
昼食をとるため、車でレストランへ移動します。めちゃ豪華なベトナム料理でした。ツアー客誰も料理の写真撮ってなかったからなんとなく私も控えといたけど、今思えば撮っときゃよかった…!
イタリア人、オランダ人のツアー参加者と同じテーブルで食事をシェアしました。イタリアのお兄ちゃんが、コーラを息子に分けてくれました。「おぉ!せんきゅー!ヒーラブズコーク!」と必死に伝えときました。
「あぁ、英語がペラペラだったら、打ち解けられたのに…‼︎」
海外旅行のたびにそう強く思うのに、日本に帰ったらその感情ゼロになるん何でなんやろ。
フォンニャケイブ
舟に乗って、エンジンの力で30分川を進みます。
スピードもそこそこ速くて、風を切って進むので船酔いはしませんでした。
フォンニャケイブの入り口に到着。
洞窟の中ではエンジンを切って、2人の女性船頭さんの手漕ぎで進みます。
1899年に発見された洞窟で、ベトナム戦争時代は野戦病院として使われていたそうです。
静かで神秘的な洞窟でした。
ミニモーターバイクの広場
派手な電飾のついた、小さなモーターバイク。だだっぴろいタイル張りの場所を、このバイクで走り回ります。息子が大ハマり!30分の貸し出しで1台300円くらいでした。乗り方は原付と同じで、右手でアクセルを回すと進みます。フルスロットルなら30km/h以上出てるんじゃないかと思うほど速いです。幼児〜中学生くらいの子どもが何人か楽しそうに遊んでいました。
ベトナム統一鉄道(寝台バージョン)
帰りは、ドンホイ→ダナン約7時間半の鉄道旅です。ドンホイ駅にて16時45分に乗車しました。
寝台エリアには、枕と薄い掛け布団、そして敷シーツが置いてあります。
上の棚には謎の荷物。
個室1つに3段ベッド×2列。進行方向と垂直にベッドが並んでいます。2段目と3段目は、高さ的に大人が座ることはできません。70〜80cmといったところでしょうか。1段目は大人が腰掛けられるくらいの高さがあります。
車内販売⑴。めちゃくちゃ美味しそうなにおいです。
車内販売⑵。一瞬で通りすぎた。
トイレは和式。同じ列車に洋式タイプもあったので、車両によって異なるようです。
到着前に、列車スタッフが起こしに来てくれました。次の乗客を迎えるため、布団や枕の位置をサクサクと整えていました。(もちろんシーツ交換などはなし)
深夜0時15分、ダナン駅に到着。無事に鉄道旅を終えられました。