主婦がフォークリフト運転技能講習に行ってみた【4日間の流れと感想】

雑記

ずっと憧れていた「フォークリフト」の講習に行ってきました!

自動車の運転免許を持っていれば、フォークリフトの運転技能講習は31時間です。(免許なしなら35時間の5日間)

4日間にわたる講習の模様をお届けします。だらだら書いてますんで、興味のある方はどうぞ!

1日目 学科【8時30分〜18時30分】座学と安全教育ビデオ

火曜〜金曜の連続4日間、朝からみっちり講習があります。

講習開始前日、昼ごはんを作っている様子。箸もちゃんと持てないのに、果たしてフォークリフトを安全に運転できるのでしょうか!

 

初日は丸1日学科です。

4日間を共にする受講生は全員で18名。おそらく20〜60代くらいの方々です。うち3名が女性でした。

『フォークリフト 運転者教本』を見ながら、座学のスタートです。

第1章 フォークリフトの基礎知識

第2章 走行装置の構造・機能【免除】

第3章 走行装置の取扱い【免除】

第4章 荷役装置の構造・機能

第5章 荷役装置の取扱い

第6章 フォークリフトの点検・整備

第7章 安全運転の心得

第8章 力学

第9章 災害事例

第10章 関係法令

テキストに沿って進みながら、途中で「積み取り手順」や「技能教育訓練」のビデオトレーニングテープを見ました。

車の運転免許もそうやけど、ああいう安全教育系の映像ってどれも昭和に作って、更新されへんのかな…?安全に対しての姿勢はいつの時代も変わらないからだろうか。

1日目の最後は学科試験です。6割取れれば合格。

テストは、基礎知識10問、力学5問、関係法令5問の全20問。マークシートで、4択から誤りをひとつ選ぶ形式でした。

試験時間は1時間ですが、みんな20分で解き終わったので

早めに回答用紙を回収してくれました。無事全員合格しました。

2日目 実技【8時15分〜17時45分】いよいよ運転!最初のぎこちない操作

息子の登校を見送る前に家を出発!こんなに早く家を出ることがほとんどないので、何だかワクワクです。

川沿いの道を自転車で爆走。ぜぇぜぇ息を切らしながら通います。

駐輪場で息を整え、教室入って席座ったら、隣の受講者さんに「寝坊したんですか?」と声をかけられました。そのやりとりをきっかけに、仲良くなれました。

昨日学科を受けた18名を半分に分けて、1チーム9名ずつで実技講習を受けます。

教習車は、前輪駆動・後輪舵取りのカウンターバランスフォークリフトです。

 

・フォークリフトに乗り込む前の点検

・前進

・ジグザク走行

・バック走行

をやりました。

そのあとは試験コースを2回走行しました。私の通った教習所では、走行中アクセルを一度も踏みませんでした。フォークを上げる時とチルト操作の時だけアクセルをふかします。それ以外はずっとブレーキに足かかってました。

フォークリフトは操作の流れが細いです。手順を覚えるのが大変でした…!

この日は弁当を持参せず、教習所の近所のローソンで昼食を購入。

デザートも買い、ランチ代が800円を超えてしまった…!でもチーズケーキ美味しかった…!

 

午後は、フォークにパレットだけを乗せて、試験コースを走行しました。

パレットとは、荷物を載せてフォークリフトで持ち上げたり運んだりするための台のことです。

1チームに9名の受講者がいるので、順番が回ってきてリフトに乗れるのはだいたい60〜90分に1回のペースです。みんな他の人の操作をじっと見て勉強していました。真面目で一生懸命な人ばかりで、とてもいい雰囲気でした。

3日目 実技【8時15分〜18時45分】荷物の二段取りに挑戦

昨日の昼食をローソンで豪勢にしたので、今日は弁当を持参しました。

夫が作ってくれた昨晩の夕食の残り物とごはんです。

温かいお茶も持って行きました。友達からもらったお土産の台湾茶。美味しい。60分〜90分に1度休憩時間があるので、ゆっくり飲めます。

 

3日目の講習は、いよいよフォークに荷物を乗せて走行です。

1トンの荷物(見た目はただの大きい箱)を二段取りするのですが、手順が多いのなんの!

二段取りとは、高所に荷物を置く、または降ろすときに用いられる、より安全な方法です。

「えーと、荷物の前まで来たら駐車ブレーキ、チルトを水平にしてフォークあげて、ブレーキ解放、”前ヨシ”って指差し確認してから前進…えーとフォークをパレットに差し込んで、駐車ブレーキ…あれ?次は何するんだ??」

頭がパンク状態です。

やること多すぎて、今自分が荷物取りにきたんか、荷物置きにきたんかわからなくなります。

しかも昨日の先生と別の方だから、右左折のハンドルの切り方など、教え方が全然違うじゃありませんか!あわわわ。

「せんせい、乗ってる間ずっと横にいてください」って頼んだら「なぁにを言うとる、俺の時給安いねんぞ!」と言われました。先生、時給なんか。

実技2日目にあたるこの日は、時間の限り、荷物の二段取りと試験コースの走行練習をしました。「積む・運ぶ・下ろす」の一連の動きが、だんだん楽しくなってきました。

4日目 実技【8時15分〜18時15分】7分間の緊張…試験の結果は…?

さぁ、今日もおにぎり持参で頑張るぞ〜!

実技初日の先生が、本日の講師&試験官でした。知っている先生だと安心しますね。

実務で役立つ、フォークの扱い方などを豆知識として教えてくれました。

9名中7名は、すでに仕事でフォークリフトを使うことが決まっている方たち。私ともう一人は、「ちょっと乗ってみたくて」という理由で講習を受けに来たメンバーでした。

実技試験は、持ち時間7分で試験コースを走り、100点の持ち点から減点方式です。

7分以上かかってしまっても、即中止とはならず減点のみなので

焦らずゆっくり操縦するよう何度も声をかけてもらいました。

本日の講習は、最終試験に向けて試験コースを3回走りました。

私の記録は以下のとおりです。

1回目 8分01秒

2回目 7分58秒

3回目 7分00秒

メンバーの中で、私はフォークリフト操作がダントツ遅かったです。みんな遅くとも6分台で走ってました。

大型自動車免許取るとき、先生に「遅い遅い!そんなんやってたらバス遅延するど!」と指導を受けたことを思い出しました。

最後の実技試験は、受講を共にした8名が固唾を飲んで見守る中、行われました。

スポーツ観戦でもしとるんかっていうくらい、「おっいい調子!」「そうそうそう!そのままいけ!」など仲間からの応援が飛び交います。(建物内で見ているため本人や指導者には聞こえない)

走行中の接触は5点減点、荷置きのはみ出し3点減点など細かく決まっているようです。

私は、19秒タイム超過で3点減点、97点で合格でした。

 

【11年前の話】
産休に入るタイミングで、「よし!今なら4日間確保できる!」と意気込んで、教習所に「臨月でも受講できますか?」と電話で問い合わせました。「え、臨月ですか……ちょっと前例がなくて。わかりません」という答え。

夫とも相談した結果、「受講中に産気づいたら中断せなあかんよね」という結論になり、諦めることに。

それから長い月日が経ち、ようやく今回、念願だったフォークリフト講習を受けることができました。
11年越しの挑戦が実現して、感無量です。とても楽しい4日間でした。

 

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