2日目:生口島〜今治駅までの後半戦!
◆ 生口島から多々羅大橋を渡って
前日にスーパーで調達した朝ごはんを食べて、7時30分に宿を出発しました。
2日目も快晴。
多々羅大橋の手前。ここからまた上り坂です。
明治時代から始まったと言われている、尾道市瀬戸田町のレモン栽培地です。
多々羅大橋の途中で愛媛県に入りました!大三島の東側を走り、大三島橋を渡って次は、伯方島へ。
◆伯方島から大島
伯方島は、古くから製塩業が盛んで全国的にも知られた「伯方の塩」の発祥地だそう。あの有名な「は、か、た、の、しお!」です。
大島大橋のたもとにある道の駅「伯方S・Cパーク」でフライドポテトと伯方の塩ソフトクリームを楽しみました。
ソフトクリームの奥に写るのが、伯方・大島大橋です。橋を渡り切って大島のカフェで昼食。家族3人で、カレー、パンケーキ、おにぎりセットをいただきました。
こちらは夫が頼んだおしゃれパンケーキ。どれも激うまでした。塩おむすびが一番体に沁みました。
昼食の後は、サイクリングロードから数km外れて、村上海賊ミュージアムへ!
30分ほど館内をぐるりと楽しんだ後、サイクリングロードに戻ります。
平坦な道なら電動自転車じゃなくてもスイスイ進むのですが、宮窪峠がまぁきつい。気持ち的には永遠に登り坂。半分くらい押して歩いたかも…。
いよいよ、四国へ渡るための最後の橋「来島海峡大橋」へ!
4.1kmの橋を渡り切ると四国です!
◆ 四国到着!
橋を渡り終えると、今治造船が見えてきました。
コーヒーでも飲んで一休み〜と思い「カントリーパパwith you」というお店に入ったら、ローストビーフ丼が美味しそうで、ついつい食べてしまいました。晩御飯前なのに!
個性的なインテリアでとても素敵なお店でした。
ゴールの今治駅まではもう数kmほどです。
ちょっとその前に、公衆浴場でひとっぷろ浴びます。
地元のおばあちゃんが数名おられ、石鹸やらリンスインシャンプーやらを貸してくれました。自分の風呂グッズも持ってはいたのですが、お言葉に甘えてお借りしました。めっちゃ優しい。
この風呂で出会った、私よりひと回りくらい年上の女性は、なんと大阪から原付で今治まで来られたそう。今は大阪市内にお住まいとのことだが、育った場所が私の自宅からすぐそばで、なんとも嬉しい偶然でした。息子さんが成人したので、仕事が休みの日に気ままなひとり旅をしているんだそうです。
「化粧水貸してあげるわ、もっと付けとき!」と私の手のひらに惜しげもなく化粧水を出してくれました。
◆ついにゴール!今治駅
自転車を返却し、サイクリングロードの旅は終わりました。交通事故やトラブルもなく終えられて、一安心。
自転車を返したのでここからは歩きです。
今治名物「焼豚玉子飯」を食べに、白楽天に行きました。
早い時間でしたが、めちゃくちゃ賑わっていました〜!
散歩がてら宿まで歩きます。今治市役所前にある巨大プロペラは、今治造船株式会社が贈ったものだそうです。
本日の宿は「しまなみゲストハウス オレンジの風」。優しいご主人と奥様によくしていただきました。
今治からバスで向島へ
宿を出て、今治駅からバスに乗りマイカーを停めている向島まで戻ります。
自転車で2日かけて走った道を、バスなら1時間ちょいで帰れるなんて。
景色を眺めながら、のんびりバスに揺られて帰れるのも片道プランのいいところ。
そして向島から自宅まで約260km。無事、大阪まで戻りました。
親子でしまなみ海道を走ってみて感じたこと
子どもは想像以上にがんばってくれた(なんなら一番体力あった)
達成感と自信を得た子どもの姿に、親としても感動(大阪に戻って自転車に乗ったとき、「こんな坂余裕や〜」と言っていた)
「自転車で走ってみてどうやった?おもろかった?」の質問に
「まぁ…おもしろかった」という言葉が出てよかったです。返事にちょっと間あったけども。
私のコンディションはと言いますと、来島海峡大橋を渡り切って四国に入った途端、左膝に激痛が走り、半べそかきながらラストを迎えました。大阪帰るまで、足ひきずって歩いてました。翌朝には治りました。
これから親子で挑戦する方へ
無理のないルートと宿泊で、体力に余裕を持たせるのが◎
ご褒美(グルメや休憩)をしっかり用意すると子どもも楽しめる
GWは宿と交通手段を早めに確保するのがおすすめ
おわりに
しまなみ海道サイクリングは、親子で絆を深める最高の旅でした。
自然・挑戦・感動がぎゅっと詰まった2日間。
でも次走るなら、原付で楽しみたい。