ある冬の日、近所の自習室を利用していたら、センターの職員さんが「日本語教室のボランティア、興味ありませんか?」と話しかけてくれました。
初めてのボランティアに参加
職員さんから詳しく話を聞くと、先生としての知識や経験、資格は一切不要、日本語を話せて書ければOK!とのこと。
「…なら私にもできるかもしれんなぁ」と思い、引き受けてみることにしました。
どんなボランティア?
日本語を母語としない方に、週に一度日本語を教えるボランティアです。
私が参加しているのは、市の教育委員会が主催する日本語教室。
学習者と指導者のマンツーマンで、学習者の希望に沿って一緒に学んでいくスタイルです。
教室は毎週木曜日の19時30分から21時まで。
小学校のように3学期制で、5月から翌年1月が活動期間(年間で全30回)となります。
実際にやってみた感想
私が担当しているのは、自分と同世代のベトナム出身の方。
市内の企業で正社員として働かれていて、とても仕事熱心で、勉強にも前向きな方です。
「日本語文法はオンラインの先生から学んでいるので、ここでは日本語で会話の練習がしたい」とのご希望でした。
週に一度の世間話が私にとって楽しみな時間になりました。
■ 気づいたこと
・日本語文法の難しさ、曖昧さ
・自分の知識不足(日本の政治や宗教など)
普段何気なく使っている会話言葉も、「どうしてそうなるの?」と聞かれると、うまく説明できないことがたくさんあります。
あらためて、日本語の曖昧さや奥深さに気づかされました。
それと同時に、自分の知識の偏りも実感しました。
会話の中で、日本の政治や宗教について話題になることもあるのですが、
きちんと説明できないことが多いのなんの…。
「こりゃいかん!」と思い、図書館に駆け込んで、”小学生でもわかる宗教”みたいな本や、”図でわかる日本の習慣”みたいな本をたくさん読みました。
教える立場でありながら、こちらが学ぶ場面がたくさんありました。
■ 意外だったこと
無償ボランティアだと思って始めたのですが、市から給与が出ました(※これは地域や制度によって異なると思います)。
気になったことに挑戦してみる
2年目に突入した今も、楽しく学んでいます。
最近は、「会社の上司や同僚が話す大阪弁を聞き取れるようになりたい!」とのことで、大阪弁のテキストを見ながら、コッテコテの大阪弁を教えています。
新しいことを始めるときは、いつも慎重になりがちな自分でした。
「自分に先生が務まるのだろうか」「学習者さんとうまく付き合えなかったらどうしよう」と不安もありましたが、思い切って飛び込んでみて本当によかったです。


