ユーザー車検とは、ディーラーや車検専門店を通さず自ら運輸局に持ち込むことです。
車検代行手数料を節約するため、大阪運輸支局に行ってきました。
大阪運輸支局(寝屋川)ユーザー車検の手順
2年に一度の普通車継続検査の話です。車検直前に行う24ヶ月点検はディーラーにお任せしています。
車検予約システムで予約をとる
手元に車検証を用意し、自動車検査インターネット予約システムにてアカウントを取得、予約をとります。私は朝一番(8時45分〜受付)の時間帯を予約しました。検査日の2週間前から予約が取れます。予約システムは2年1ヶ月以上ログインしていない場合、アカウントが削除されるようです。
車検当日の持ち物
●自動車検査証
●点検整備記録簿(24ヶ月点検)
●現金(私の場合は4万円持参でお釣りがきました)
それからヘッドレスト。座席を倒すなどでヘッドレストを外している場合、車検の時には忘れないように設置します。ホイールカバーは外しておきます。
その他の必要な書類は現地で手に入りました。
車検予約システムから直前に予約確認メールが届き、持ち物なども書いてあるので安心です。
A館9番窓口で受付
持参した車検証のQRコードを自動受付機に読み込ませると必要事項が印字された検査票が出てきます。車検証にはQRコードがたくさんあるので右から2番目のまとまりのコード2つを一気に読み込みます。
C館にて支払い
2番窓口→自動車検査登録印紙2,100円支払い
3番窓口→自動車重量税印紙15,000円支払い
4番窓口→自賠責更新20,010円支払い
A館C館は建物に大きくAやCと書いてあるので、とてもわかりやすいです。
検査コースへ
自動車検査官の言う通り、もしくは電光掲示板の指示通りに車を操作します。もたつかないように頑張ります。
検査終了後、A館の7番窓口
7番窓口は2つあるので左側に並びます。検査票など書類一式を提出すると番号札がもらえます。
新しい車検証や検査標章を受け取って終了
番号で呼ばれたら7番窓口右側「受取」で新しい車検証を受け取って終了です。検査標章(シール)を車に貼り忘れないように注意です。
緊張!2年ぶりのユーザー車検
2年前に初めて運輸支局に持ち込んで検査を受けた時、不慣れでめちゃくちゃ時間かかりました。(以前に乗っていた軽自動車は軽自動車検査協会主管事務所へ持ち込んでいました)
2年前は検査前の書類を揃える時点でもたついて、検査コースに並ぶのが遅れ、お昼休みを跨いでしまいました。「今からお昼休憩なんでレーン止まりまーす」みたいな告知は当然なかったから、あれ?なんで進まんくなったんかなぁと思いながらボ〜っと待機していました。
もしや、昼休みで検査止まってる?!と気づいて、いつか観ようとスマホにダウンロードしていた新海誠の『言の葉の庭』を暑い車の中で鑑賞したのもそれはそれでいい思い出です。
今年こそ、テキパキと進めて午前中に帰ってやる!と意気込みだけは充分です。
2年前に作った自作の検査マニュアルを何度も読んで復習し、 当日を迎えました。
(検査マニュアル、コピー代をケチって一枚に収まるように編集したら写真が小さすぎて見えなかった)
自作マニュアル握りしめていざ行ってみたら、システム色々変わってました。以前は手書きしていた検査票はQRコードよんだら勝手に出てくるし、重量税納付書の用紙の色もピンクから白に変わっとる!
変更点が多く、結局おどおどしながらA館で受付を済ませ、C館にて手数料や重量税、自賠責の更新を行いました。自賠責の窓口のおばちゃんがとても優しく、自賠責の支払いをした後、お釣りをデスクの上に置いていたら「先にお金をしまおうねぇ」と声をかけてくれました。こどもか。
全ては整った。いざ検査のコースへ。コースには何台かすでに並んでいるので、待っている間に、検査コースについてまとめた記事を読みます。あぁ、そうだそうだ、左右にぐわんぐわん揺れたりするやつあったわ。と予習しておきます。本当に真っ新な状態で車検いくとテンパると思うのでネットでの情報収集は大事です。
自動車検査票を検査官に渡す際、「不慣れですがお願いします」と声をかけておきます。
お兄さん検査官が「承知しました、お願いします」と返答してくれました。優しそう!よし、これはイケそうだ。
まずは指示器やハザード、排気などを検査。中の座席や窓の開け閉めの確認をします。ボンネットは自分で開けるので、ボンネット解除レバーの位置は確認しておきます。(普段ボンネット開けることないんでテンパる)
次は、コースを前進して自動車の下周り点検です。車の真下にぽっかり穴が空いているので脱輪せんか心配しながらソロソロと進みます。
検査票をキョドりながら機械に差し込んでいたら隣のコースからおじさま検査官が近づいてきました。
「(ユーザー車検)何回目?」と尋ねらます。
「3回目です」と答えると
「私が横に着きますから」と言ってくれました。「こいつ、もたつきそうやな…」と判断されたに違いない。察してくれてありがとう、おっちゃん!
「慌てなくていいから。深呼吸して」と優しく声をかけてくれる検査官。
真隣で指示を出してくれます。言われた通りにコースを進みます。速度計やブレーキの具合、光軸にブレがないかなどを調べます。時速40キロまで速度を上げてパッシングをします。(慣れている人には検査官つかないんで、この辺全部電光掲示板の指示に従う)
私は電光掲示板を一切見ず、検査官の言葉だけに神経を集中させました。「ブレーキ!もっと踏んで!頑張れ!」と応援までしてくれました。
「ハンドル離して。今やることないから深呼吸して肩でも回しとき」と検査官。いや私、どんなけガチガチやと思われてるん。
コースの最後まで丁寧に付き添ってくれました。比較的空いている日は、この様に検査官が横についてくれるので安心です。
一昔前は、もたついたらイラッとされたり後ろに並んでる人から怒鳴られたりしたそうですが、今はユーザー車検が増えて素人でも受けやすくなっているようです。(年度末はかなり混み合うのでこの限りではないらしい)
検査は合格し、A館の7番窓口左側に書類一式を提出し、番号札を受け取ります。番号で呼ばれたら、7番窓口の右側で新しい車検証やシールを受け取って終了となります。
今回の車検、所要時間は1時間ちょっとでした。めちゃくちゃスムーズ!目標通り早く帰ることが出来ました。
今回車検のためにかかった金額
24ヶ月点検24,200円、オイルやラバーブレード等の消耗品9,735円。他にも色々交換した方がいいと言われましたが、今回は最低限だけやってもらいました(ディーラーへ支払い)
自動車検査登録印紙2,100円
自動車重量税印紙15,000円
自賠責更新20,010円
合計 71,045円
大手カーディーラーは車検の代行手数料だけでも1万5千円くらいします。
時間に余裕があって、車検代を節約したい方はユーザー車検を検討してみてください^^